パニック障害と似た症状や病気
治療を続けても、治らず悪化しているときは要注意
パニック障害は、主に心と身体の両面に症状が現れるという特徴があります。 似たように間違われやすい症状や病気も数多く存在し、病院でも誤って診断されることも少なくありません。
内科的な病気と診断されることもあり、治療を続けても症状が改善しなかったり悪化することがある場合はパニック障害を疑ってみてください。
気になる場合は、パニック障害naviでも自分で簡単にチェックすることが可能です。参考程度に「パニック障害の無料診断チェック」で、やってみてください。
症状の度合いや、深刻度にもよりますが「精神科」「心療内科」に相談してみるのが一番安心です。病院での診断の後、薬をもちいての治療に対して不安が残る方は「パニック障害を専門とした整体院」に相談するのもオススメです。
今回は、パニック障害と似た症状や病気について参考までに説明していきます。 克服するための知識として知っておいてください。
自律神経失調症
身体の主な症状としては「息苦しさ」「めまい」「頭痛」といった部分が、パニック障害とよく似ています。ともに自律神経が原因とされているため、検査でも異常が見つからないという特徴があります。パニック障害特有の強い不安感や、恐怖感がないというのが異なる点です。
過呼吸症候群
呼吸をスムーズに行うことが困難で、空気を吸えないような苦しさがあります。「死ぬのではないか」という怖さから必要以上に呼吸をしてしまい、手足にしびれを感じたりする特徴があります。ストレスや不安が原因となり過呼吸となるという点が、パニック障害と共通しています。
甲状腺機能亢進症
主に「不安感」「発汗」「動悸」「息苦しさ」などの症状が共通しています。甲状腺機能の異常が原因なので、血液検査で甲状腺ホルモンや甲状腺刺激ホルモンの量を調べると、甲状腺に異常があることがわかります。
心臓の疾患
不整脈や狭心症などの心臓疾患でも、パニック障害と似た「動悸」や「頻脈」が起こります。心電図検査やホルター心電図検査(24時間継続して心電図を記録)で心臓に疾患が見つかります。
低血糖
「めまい」「発汗」「ふるえ」「頻脈」「不安感」などの症状が、パニック障害と似ています。低血糖は、糖尿病の患者さんでよく起こる症状です。「薬の飲みすぎ」「インスリン注射の過剰投与」「過度の食事制限」などが主な原因です。
側頭葉てんかん
「発汗」「顔面紅潮」「過呼吸」「頻脈」「不安感」などの症状がパニック障害と似ています。側頭葉てんかんは、脳の側頭葉にできた傷で神経細胞に異常が起こる病気です。脳の画像検査や脳の脳波検査で診断します。
まとめ
パニック障害と間違われやすい似たような症状や、病気について説明してきました。
パニック障害の診断を受けて治療を続けても治らなかったり悪化することがある時は、逆に、これらの症状や病気だったという場合も大いに考えられます。ですので、信頼できる専門家に相談をするのを忘れないようにしてください。
パニック障害を疑う場合は「精神科」もしくは「心療内科」で診てもらうようにしましょう。「死ぬかもしれない」と恐怖を覚えるほど息が苦しくなり、激しい動悸やめまいなどが併発することも多いです。
精密検査をしても「どこも異常なし」という診断結果がでるのが、パニック障害の一番の特徴です。
「異常なし」なのに症状が続くため、さらに不安や恐怖が強くなり症状が悪化するというのが、パニック障害をこじらせるパターンですので特性を理解したうえで、早めに対処することが大切です。
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